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人生何が起きるかわからない

トレバー&あい

記事写真「人生何が起きるかわからない」というが、アメリカ系ジャマイカ人、トレバー・ハウチンさんほどあてはまる人はいない。ニューヨーク生まれの彼が初めて日本へ来たのが2003年、安全で近代的な国で安定した収入が入るような冒険を求めていた。しかし彼はほんの数年後に起こる結婚、妻の両親との異文化摩擦に直面すること、父親となり、CDを出すことになるとは思いもよらなかった。

トレバーさんが後に妻となるあいさんに初めて出会ったのは2004年、彼が個人教授の仕事を探しているときだった。「あいと会ったとき、彼女は2~3の英単語しか話せませんでした。3~4ヶ月、教師と生徒の関係が続いた後、彼女に会わないと恋しくなっていることに気がつきました。そこで、次の授業のとき彼女にそのことを伝えました。彼女が理解するとは思いませんでしたが、わかったのです。そして彼女も恋しかったと言ったときは吹っ飛びました」と、トレバーさんは思い浮かべる。

しかし、二人がカップルであることが知れると、あいさんの家族との関係が少しずつ変わっていった。そして、二人が結婚しようとしているというニュースが流れると、状況が明らかにおかしくなったと、トレバーさんは説明する。「あいの両親は娘が私と結婚することに深刻な不安を持っていました。私たちは5回ほど会いました。そこではみんなで座って話しましたが、文化の違いやいろいろな理由をあげ、娘が私と結婚することに不満だと言いました。彼らは私がいい職についてお金を稼いでいることを知りながら、私の経歴や家族のこと、どうやって娘を養っていくのかなどを質問してきました」。

記事写真「二人が真面目な交際をしていることを、あいの両親に見せる一方で、あいと私には続けていく強い意志と情熱がありましたが、あいのために彼らが私たち二人の力になって欲しいと思いました」。しかし、二人が結婚すると大きな変化が訪れた。「私の家族の何人かが日本へやってきて、あいの両親に会いました。そのとき、どれほど私があいに真剣だったか、私の家族が私たちに真剣だったか、両親は気づいたようです」。

彼らの結婚生活の中でよかったことは、なんと言っても息子の太陽がうまれたことだ。「息子に恵まれるとは全く思ってもいませんでした」。もうひとつの良いことは、あいの両親を自分たちの強力な支援者にうまくかえさせたこと。また、トレバーさんはアメリカでやれなかったことを日本で成し遂げることができた――2007年4月に日本のレコード会社からCDを発売したこと、名古屋の中央公園で行われた“スプリングフェスタ ’07”のお祭りを仕切ったこと、名古屋のヒップホップクラブでDJをしていることなどだ。

トレバーさんとあいさんは、忍耐、親切心、謙遜、広い心とやさしさが国際結婚の重要な要素だと思っている。
「国際結婚をした多くの人が、正しいのは何かというときに自分のやり方が正しいと思うから破局してしまうのだと私は思います」とトレバーさん。「こういうときに、忍耐や広い心が必要となるのです。外国にいるだけで必ずしも世界市民になれるわけではないので、母国とその文化の中で長い間組み込まれたばかげたことを取り払うのは、大変な努力がいります。どこにいようと、住もうと、住まされようと、偽善者にはならないように」。

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