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西洋人女性が日本の農家に嫁ぐ?

リズさん&一弘さん

記事写真鶴田一弘さんは高校卒業後、カリフォルニアの農場で働く若者向け農業研修プログラムに参加し、一年間英語で生活した。帰国後、英語をさらに勉強するために入った学校にニュージーランド人のリズさんが教えていた。1997年のことだ。「一弘は私をデートに誘ってくれたけれど、彼は生徒だったので、生徒とはデートできないと言いました」と、リズさんは当時を思い浮かべる。「彼は学校をやめ、私たちは交際を始めました」。2001年に二人は結婚し、群馬県に住む。西洋の女性が日本の農家に嫁ぐことは非常に珍しいことだ。

「私たちは日本で農業をしていますが、農場に住んでいるわけではありません。私たちの場合、大きな菜園、いくつかの田んぼ、納屋などさまざまな土地を所有しています。また、家畜を養育し販売しています」。リズさんは日常生活を説明する。

「私たちの役割は、一弘が一年間毎日農場で働き、管理します。また、田植えや稲刈りなどで母親の手伝いもします。彼には農場で働く二人のフルタイムの従業員がいます。私は農場では全く働きません。私の技能を活かし英語の先生として毎日働いていましたが、今は娘のフルタイムの母親で、もうすぐ二人目が産まれます」。

記事写真国際カップルの多くは、両親、特に父親との関係が一番の問題であるが、リズさんと一弘さんの場合は違う。一弘さんが農業をしているので、ニュージーランドで農業経験のあるリズさんの父親とは共通の話題が多い。「私の父親の考え方は新しく、日本で一般的に行われている基準とは違います。一弘に新しい考え方を教え、ニュージーランドの技術と合体させることもあります」とリズさん。

カップルにとっての話題の一つは、ニュージーランドへの旅行だ。「経済的なこともあり、定期的に帰国することの難しさについて、私たちはよく話し合います。日本の人は私が自分の家族に会いに行く事を、楽しい旅行に行くように思って、うらやましいと言います。ニュージーランドでのひとときは大好きですが、そこでの生活が私にとって普通のことなのです。ルームサービス付の五つ星ホテルに泊まるわけではありません。旅行ではなく、私にとっては精神安定上大切なことです。愛する人たちに会うことは必要なことなのです」とリズさん。

ほとんどの国際カップルと同じように、一緒に生活するとなるとしばしば妥協を伴う。「日本に住んでみてすばらしいことはたくさんありますが、日本のすべてが好きというわけではありません。例えば、私は日本食が嫌いで食べません。一弘が妥協したことは、家では伝統的な日本食は食べないということで、我が家では魚料理を作ることは決してありません」と、リズさんは説明する。

一弘さんは、国際結婚についてこう語る。「私たちはたまたま価値観が似ている同士が知り合い、結婚しただけで国籍、年齢は関係ありません。むしろ相手の知らない部分が多いほど楽しめると思います。閉鎖的な社会の日本で、私の孫やひ孫の時代にうちの爺さんはすごかった! と言われたいと願っています」。

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