■国際結婚情報
国際結婚情報
あなたにはもっとふさわしい人がいる
マレー・デュークさん&嶺 桂子さん
人生を変える出会いはひょんなことから始まる。嶺桂子さんはボーイフレンドと別れた日、友達のカップルと会う約束をしていた。落ち込んでいた桂子さんに、二人は「あなたにはもっとふさわしい人がいるよ」と励ました。そう言われた桂子さんは、「それじゃ、いい人がいたら紹介して」と、何げなく言った。この一言が、桂子さんの運命を変えた。
友人カップルは、カナダ人のマレー・デュークさんを紹介した。そして、いきなり二人で会うことになった。この時点でマレーさんは桂子さんの写真さえ見たことがなかった。早めに待合わせ場所に行ったマレーさんは、「目の前をかわいい子が通るたびに『この子かな?』と思い、タイプでない子が通ると『この子でなければいいな』と願い、とてもドキドキしました」と、そのときを思い浮かべる。
今ではマレーさんと桂子さんの両親は大変仲がよい。しかし桂子さんの父は初めてマレーさんに会った時、言葉を交わさなかった。「父も母も外国人のボーイフレンドに戸惑っているようでした」と桂子さん。一方、マレーさんの両親は「初めて一緒にカナダへ行った時も、全く問題はありませんでした。それどころか、私の両親は桂子をとても気に入り、私を帰らせて桂子には残って欲しいと言いました!」と、マレーさん。
マレーさんは外資系大手のマーケティング部門でプロジェクトマネージャーをしている。人が大好きで、話すことが大好きな桂子さんは天職の通訳。すべてに恵まれた二人は2006年5月に結婚。桂子さんの地元の神社で神前式を挙げ、東京で友人を招いてパーティをしたが、お互いの結婚式に対する考え方はかなり違っていた。
最終的には、日本式でもカナダ式でもないユニークな結婚式となった。完全にバイリンガルで行い、日本の文化を持った人も欧米の文化を持ったゲストも楽しむことができるものになった。そのユニークなスタイルは結婚後も続いている。
例えば朝食。マレーさんがトースト、シリアル、コーヒーという横で、桂子さんはお茶を飲みながら納豆ご飯を食べている。「他人がこの光景を見たら私達はおかしな夫婦に見えるかもしれません。でも私達にとっては一緒に、そして普通に朝食をとっているに過ぎません。これが私達にとっての日常です」とマレーさん。
家事分担は、桂子さんが料理と洗濯で、マレーさんが掃除。二人は疑問に思ったことを、何でも話し合うことにしている。「日本人の私は、ケンカをすると何も話したくないと思ってしまうけれど、マレーは粘り強く『話し合ってお互いのことを分かり合うことが大切』と言います。本当にその通りだと思います」と桂子さん。仲直りをするときに言う二人の言葉はいつも――「お互いにまた少し理解しあえたね」。




